平和的なブログ

ゲームのことばっかり話してます。たまに映画とか。

ボンバーガールのガチャがわけわからなくなった話

 アニメBLACK LAGOONにこんな台詞がありました。

「私がこの世で我慢ならんものが二つある。一つは課金ガチャ、そしてロード時間だ」

 何話かは思い出せませんが絶対にあったんです。信じてください。


 とにもかくにもガチャは一般的になりました。今ではソシャゲのみならず、アーケードゲームであるはずのボンバーガールにも実装されている始末です。
 ボンバーガールは4vs4でオンラインで戦いあい相手のタワーをより速く壊したほうが勝ち、というスプラトゥーンボンバーマンを上手く融合したようなゲームです。このゲームにはガチャがあり、100円を入れてプレイした後、試合結果発表の後に一度だけガチャがすることができ、それにより新規キャラの参入や、追加のチャットボイス、ボンバーガール達の衣装を手に入れることができて、さらにその後100円を追加することによりプレイせず二回ガチャが回せるような仕様になっています。


 ここで弁護するをするならば、「決してガンガンガチャを回したプレイヤーが優位に立つわけではない」というゲームデザインが施されていることでしょうか。特にパラメータを強化する要素はガチャにはなく、新規キャラも特段優位になるようなスキルを保持しているのではなく、あくまで「プレイヤーの戦略に幅が広がる」程度のもので、それも上手く呼吸をあわせて動いてくれる仲間がいるほうが大事です。自分が何をしたいかを伝えるのと同時に、仲間が何を考えているのかも読み取る必要があるのがこのボンバーガールというゲームの肝です。攻撃だけでは勝てず、守備だけでも勝てません。



 それにしたってこのゲーム、ガチャへの動線が露骨すぎ。



 細かく解説しますと、試合結果が発表されたあとそこそこ長いロードがかかります。その後「無料ガチャ」という表示が現れ、決定キーでそれを押すと筐体真ん中にある起爆ボタンが物理的に盛り上がるので、それを叩きます。そうすると画面の中で演出が始まり、しばらく時間がかかってからガチャ結果として何が手に入れることができたか表示されます。その後ロード時間を挟んで「ガチャを回しますか?」という選択肢が現れます。当然私はガチャを回すわけがないのでNoを選択して決定キーを押します。再びロード時間を挟んでようやくコンティニュー画面になり、そこでNoを選ぶことでようやく完全にゲーム終了です。Yesを選択すれば再度ゲームをプレイすることができます。(後ろに大きなお友だちがいた場合は変わってあげましょう)


 試合終了からゲーム終了までおそらく1分以上はかかっています。アインシュタイン博士が提唱した特殊相対性理論によれば、このときのロード時間も相まって体感時間は5時間を超えると言われています。はっきりいって長すぎます。
 これが毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回やらされるんです。苦痛です。ボンバーガール自体は非常に良く出来ているゲームなんです。ガチャをしたい人は多分ガンガン試合終了後に100円を投下しまくっているんでしょう。それはそれでかまいません。好きな人は好きなだけ回してください。だから、だから、オプションで「ガチャ演出をスキップ」と「ガチャへの選択肢を表示させない」を実装してください!


 試合終了後にさっと席を立たせてください! これがそこまで出過ぎた望みだとは私にはどうしても思えないんですよ。頼みますよコナミアミューズメントさん(もうすく祝三周年)。