平和的なブログ

ゲームとか。基本 https://twitter.com/AthlonvsK6_3  に居ます

ロボコップ3が面白かったという話

 特に理由があったわけでもないのだけれど、アマゾンプライムビデオにて映画ロボコップ1-3が配信されていたので、見ました。面白かったです。
 これだけの文章量ならツイッターに流して終わりなんですが、いろいろと思うところがあったのでブログにて投下。

 元々ロボコップシリーズって、3はとても評価が低い扱いされているんですね。(2もまぁ、いろいろと賛否両論あったみたいなんですけど) 私は子供の頃に見た覚えがあるんですけど、すっかり脳内からあらすじが消え去ってしまっていたんで、自分的にも「まぁその程度のもんなんだろう」くらいに思ってたんですが、見直してみてまぁびっくり。ロボコップ3,「直球ストレート王道展開ヒーロー物」映画だったんですよ。これが自分のツボを付きまくってて最高でした。
 基本ストーリーはこんな感じ。近未来都市デトロイト。そこは超巨大企業オムニ社が市を乗っ取り、利益のために弱者を追い出し、犯罪が蔓延る悪夢のような状況に陥っていた。そんな中、犯罪撲滅のためにオムニ社が作り上げた、全身を機械で覆ったバイオサイボーグ、ロボコップ。殉職した警官マーフィーをベースに作られた彼は、人間であったときの記憶と誇り、そしてメカとして与えられた指令との間に苦しみながらも犯罪とオムニ社に立ち向かっていく、というもの。1と2がオムニ社の重役たちが悪役で、やりたい放題しているのを、なんとかロボコップが歯止めになるみたいな流れですね。

 3では今までその金と力でデトロイトに住む弱者である貧困層の人々を苦しめてきたオムニ社が、逆に経営難になってしまい、日本企業(当時はバブル景気の影響で日本が金でアメリカを攻めまくってたんですよ、マジで)であるカネミツに吸収合併、それによってノルマに追い立てられ、なんとかスラムを潰して立ち退きを成立させ、そこに新しい都市をつくることに躍起になります。
 オムニ社は力を誇示し、それに溺れてきました。しかしそれ以上に力のあるものの前に立たされ、屈した後はどうなるでしょうか? 社内の雰囲気は一気に重苦しいものへとかわり、自殺する社員が急増します。力に恐怖したオムニ社は、より力のないものを痛めつけることで自社が生き延びる道を模索しようとします。力のない貧困層を排除するために、あの手この手を駆使するようになります。最終的には警官や、ロボコップすら利用して貧困層の排除に向かわせようとするのです。
 力とは、あるものがなきものに一方的に振るうためだけのものでしょうか? 否、違います。違うはずです。ロボコップは本来プログラムされていたはずの「オムニ社には逆らうな」という命令を、相棒ルイスが殉職間際に残した『オムニの奴らをぶっ潰して』という言葉を元にかき消し、オムニ社へ反抗します。前作で給料が止められストライキを起こしていた警官たちも、ボーナスと退職金を捨てて、オムニ社に反抗し、レジスタンスへと同調します。オムニ社が繰り出したリハッブ隊や、カネミツの暗殺ニンジャロボット、オートモらの攻撃によって崩壊寸前だったレジスタンスはそれによって復活し、最終決戦へと向かうのです。
 熱い展開はまだ続きます。ニンジャロボット、オートモとの戦いにより傷ついたロボコップ。バッテリーもほとんど付きてしまい、オートモを倒したところで自分も倒れ、起動不能に陥ります。しかしそこに、良き理解者であり設計者の一人であるラザラス博士が電波ジャックして演説を行っているのが聞こえてきます。
「オムニ社にだまされないで! 罪のない人たちが大勢殺されているわ! 市民の皆さん、どうか戦って下さい!」
すでにバッテリーがなく、動くはずがないロボコップ。しかし彼は根性で地面を這いずり、予備バッテリー装置にもなるバックアップユニットにたどり着き、そして…。

 ロボコップシリーズが評価されていた点で、「社会的ブラックジョーク」や「単純な勧善懲悪ではないドラマ」といった要素があったと思うのですが、ロボコップ3にはそういった要素はかなり減っていて、真正面から「力なきものを守るのが力あるものの使命」的なテーマを描いているんですね。従来のファンが嫌がったというのはわからなくはないんですが、ここまでどストレートに描いてくれたら白旗あげるしかないです。
 それともう一つ、私が高評価を挙げられる点は「20年以上前の作品になると、特撮やCGのヘボいところがわからなくなる」ってことなんですね。この映画、前半はパトカーの天井部を撃ち抜いてロボコップがダイナミック失礼しますしたり、パトカーが何台も転がったりして派手なんですが、最終決戦の頃には合成がだんだんやっつけになってくるんですよ。どうも予算が足りなかったとかどうとかこうとか。でも、今の視点からみると「まぁどっちにしろアレだからなぁ」みたいな見方になっちゃうので、気にならないという、ね。
 最後のところでケチをつけたようなレビューになってしまいましたが、ロボコップ三部作、おすすめです。アマゾンプライム会員の方は是非。


 ところでオムニ社、ハードウェア技術に対してソフトウェア技術があまりに未成熟すぎやしないか????